ランドセルの歴史
初期のランドセルは、牛革やコードバン材料のような素材では作られていませんでした。
昭和時代のランドセルは、とても高級な材料を使用して、作ることはできませんでした。
昭和の初期は、豚革を使用したランドセルが一般的だったのです。
その当時は、牛皮はかなり貴重品だったので、ランドセルの素材としては使われませんでした。
牛皮は、学童用のランドセルに使うには、贅沢過ぎる素材で、主に靴の材料として使用されていました。
現在のような箱タイプのランドセルは、昭和30年代から普及し始めました。
その当時のランドセルは、荷物を入れることを目的として作られていました。それは現在のランドセルの原型といえるものです。
しかし、そのころのランドセルには仕切りはありませんでした。
ランドセルは、通学用のカバンとして進化を続けてきました。
内部の仕切りやポケットをつくって、教科書や筆記用具などを個別に入れて、整理できるようになりました。
一般にランドセルが広まるのは、昭和40年の後半からです。
戦後のベビーブームにより、ランドセルが普及したのです。
その後、新入学にランドセルを背負った子供さんの姿が、日本の風物詩となりました。
入学式と色鮮やかなランドセル、そして桜がよく合いますよね。
ランドセルの選び方は?
最近のランドセル事情
ランドセルの定番と言えば、男の子は黒で女の子は赤でしたが、最近のランドセルは、高島屋が12色で、イオンは24色など、さまざまな色に展開しています。
ある調査によると、女の子はピンク系が47・5%と最も人気なようで、次に赤が32%、青系も7・5%だそうです。
男の子は昔から変わらず黒が62・5%を占めていて、その次に青系が18%です。
また、キャメルなどの茶色系も人気になってきています。
茶色系は、高学年になっても飽きなかったり、どのような色の服を着ていても合わせやすかったりすることが、人気の理由なのでしょう。
素材では、人工皮革製と天然皮革製があります。
最近では、加工技術がかなり進歩していて、人工皮革製と天然皮革製の丈夫さはあまり差がありません。
そのため、人工皮革製が主流となっています。
売れ筋は、高島屋のある店舗の場合ですが、4万5000?5万5000円となっています。
ブランド物ですと、8万円以上するものもあります。
親御さんは、安全面への関心が非常に高いということで、防犯ブザーを装着する金具は標準装備になりつつあります。
暗い場所で車のライトなどに反射する、反射材をつけているものも多くあります。
ランドセル選びには、大変苦労すると思います。
子供さんの意見も取り入れなくてはいけませんし、安全性や機能性も重視しなければいけません・・・。
でも結局、子供さんのことを一番にわかっているのは、親御さんです。
子供さんと一緒に、アドバイスしながら選んであげるのが一番でしょう。